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『彫魂師』
デビュー作です。
タイトルは、「ほったまし」と読みます。
生命を持った彫刻「彫魂(ぽりごん)」を彫る特殊技術者の話です。
カットは、主人公の
幹太(カンタ)

新人賞をいただき、デビューを目指して読切企画を出していた頃、
何を描いても全然かすりもしない日々が約1年半続きました。
やっと一本描いた読切も結局、載らないままお蔵入り。
やっぱりプロは無理か…なんて折れかかっていた時、当時の担当氏が
「ファンタジー物の読切コンペがあるから出してみないか」
と持ちかけてくださって、描いたのがこのマンガです。

それまでファンタジーにはマトモに触れたこともなかったのですが、
日本史だけはとにかく(史学科に行くほど)好きだったので、
和風ファンタジーなら何とかなると思って、何とか描き上げ、
それが何とか載ってくれて、身に余るご好評をいただきました。

この作品があったから、今でもマンガを描いていられます。
そして、マンガ描きは読者の皆さんのお陰で描いていけるのだ、と
教えてもらった、大事な作品です。