『ツクモツキ』

ものに宿る精霊「付喪神」をモチーフにした、和風ファンタジーバトル漫画です。
前作を受けて、週刊少年サンデー本誌掲載バージョンに直しました。

音痴だけど歌の好きな主人公・卯月ハジメ(ウヅキ・ハジメ)と、相棒の十徳ナイフの付喪神・十徳(ジットク)の弾き語りの旅の物語。
旅の中で、いろんな神様や付喪神に出会っていく、ロードムービー的なものを目指しました。

ある日を境に、人間の目に見えるようになってしまった神様たち。
その神様を契約して使役することへの疑問や、一方では人間と契約して肉体に神通力を定着させないと、暴走して悪鬼と化してしまう神々のジレンマなど、週刊連載用にいろいろ詰め込んだのですが、詰め込みすぎた感はあるので(笑)、もっとシンプルにして、いつかキッチリ形にしたい作品のひとつです。

2008年12月 『ツクモツキ』(小学館「週刊少年サンデー」09年2.3合併号)